ソフトバレーのブロック練習|止まる動作とタイミングを3段階で確認

ブロックで手の上を抜かれると、もっと高く跳ぼうとしがちです。しかし、移動が終わっていない、打たれる前に手が下がっている、相手を見ずに跳んでいるなど、別の原因が重なっていることもあります。まずは「どこへ移動したか」「いつ手が上がったか」「どこへ着地したか」を分けて確かめましょう。

この記事は、4人制ソフトバレーでブロックを覚え始めた人向けの練習案です。強打を止める本数を競うのではなく、同じ条件で動きを観察して、次の1本で直す点を一つに絞ります。練習案は編集部で組み立てたもので、決まった回数を行えば上達するという保証はありません。

最初に決めること:今日は何を観察するか

ブロックの結果には、立ち位置、ジャンプのタイミング、手の位置、相手の打ち方が関係します。これを一度に直そうとすると、何を変えたから球に触れたのか分からなくなります。初回は「横に流れず止まれたか」、次は「球が来たときに手が上がっていたか」というように、観察する項目を分けます。

球に触れなくても、狙った位置で止まり、着地まで落ち着いてできたなら、その課題は達成できています。逆に球を止めても、足が隣の人の方向へ流れたなら、その1本を成功として進めません。得点と動作の評価を分けると、たまたま当たった球に引っ張られずに練習できます。

6人制の映像で見た、手を相手側へ大きく出す動作をそのまま真似しないでください。競技が違えば適用されるルールも異なります。ここでは自陣側で、ネットや相手に触れない範囲の練習を扱います。正式な反則の判定や大会独自の取り扱いは、参加大会の現行規則を指導者・審判と確認してください。

準備:動く人と見る人を分ける

最初は練習者1人と観察役1人で始めます。球を使う段階では、無理なく緩い球を出せる人を加えます。床のボールや荷物を片づけ、隣の練習組と移動範囲が重ならない場所を選びます。開始前に「止めよう」と言われたら球出しも移動も中断する約束をしてください。

ネットまでの距離を一律に何センチと決める必要はありません。体格や腕の長さ、動作によって触れやすさが違うためです。指導者に横から見てもらい、手を上げてもネットに触れず、着地先に人が入らない余裕を確かめます。最初の歩行練習はネットから離れて行いましょう。

観察役は移動先や着地先に立たず、斜め横など動作を見やすい安全な場所から確認します。スマートフォンで撮る場合も、三脚や荷物をコート内に置きません。撮影は本人の了承を得て行い、撮れない場合はメモだけでも十分です。痛みや違和感があるときはジャンプを加えず中断してください。

練習1:歩く、止まる、手を上げる

まず球もジャンプも使いません。練習者は開始位置に立ち、観察役が示した左右どちらかの位置へ歩いて移動します。足を止めてから両手を上げ、一度姿勢を確かめて戻ります。床に物を置いて目印にするより、既存のラインや観察役の指示を使うと、踏んで滑る物を増やさずに済みます。

ここで見るのは移動速度ではなく、止まったあとも体が横へ流れていないかです。手を上げるために足をもう一歩踏み出してしまうなら、移動距離を短くしてやり直します。左右を各3回など少ない回数で区切り、やりにくい方向だけを確認してください。回数は練習を整理する例で、合格基準ではありません。

慣れてもすぐに走る速さへ変えず、次の位置を知らせるタイミングを少し遅くします。予告を遅らせることと移動距離を伸ばすことを同時にしないのがポイントです。迷って止まれなかったら最初の条件へ戻し、見てから動く時間が足りたかを観察します。

説明図:球なし・ジャンプなしの3手順

① 横へ歩く

🚶 →

短い距離から始める

② 足を止める

🧍

横に流れていないか確認

③ 両手を上げる

足は止めたまま。手は頭の上で組まず、左右に開く

動作の順序を示す模式図です。身体の形・距離は正確なフォームや縮尺を表しません。

練習2:着地を確認してから、球を加える

歩行で止まれるようになったら、指導者の見守りのもとで、無理のない低いジャンプを一回ずつ加えます。高く跳ぶことを目標にせず、踏み切った場所から横へ大きく移動していないか、着地後に慌てて足を踏み直していないかを確認します。跳んだまま隣の人の隙間へ入り込む練習は行いません。

一回終わるたびに姿勢と周囲を確認してから次へ進みます。連続ジャンプで疲れてきた状態では、最初にできていた動作も変わりやすくなります。「あと何回」と回数だけを優先せず、着地が乱れた時点で休み、歩行の段階へ戻します。観察役も球の行方より足元を優先して見る回を設けてください。

球を加える場合は、球出し役がネットから十分離れた場所で、練習者の準備を確かめてから緩い球を送ります。初めから強打や不意のフェイントを交ぜません。予定の位置から大きく外れた球は追わず、全員で止めてやり直します。悪い球出しを無理に処理することと、ブロックの動作を覚えることを分けましょう。

練習3:早い・合う・遅いを記録する

位置と着地が落ち着いたら、タイミングを見ます。球出し役は同じ場所から、できるだけ似た高さと速さの球を送ります。観察役は、球がブロック位置を通るときに手がまだ上がっていないのか、すでに下がっているのかを確かめます。「早い」「合う」「遅い」の3つで記録すると、単に触れた・触れないより振り返りやすくなります。

すでに手が下がっている場合は、次の球で踏み切りを少し待つことを試します。手がまだ届いていない場合は、見るのが遅れたのか、移動に時間がかかったのかを先に確認します。間に合わないからといって、横へ跳んで距離を埋める方法には変えません。移動開始の確認と踏み切りの調整を別の課題にします。

実際の攻撃では、トスの高さや打点、相手の動きが変わります。「必ず相手より遅く跳ぶ」「ボールだけを見ればよい」と一つの合図に固定せず、トスと打ち手の動きを確かめます。今回の緩い球で合ったタイミングが、全ての攻撃に通用するわけではありません。条件を変えたら別の記録として扱ってください。

よくある失敗は、原因を一つずつ切り分ける

手の横を抜かれる:まず立つ場所と球出しの位置を確認します。毎回別の場所へ球が来ているなら、手の形を直す前に球出しをそろえます。空中で腕だけを大きく振って追うと、位置の問題を見つけにくくなります。

ネットに近づきすぎる:腕を上げた瞬間だけでなく、移動の最後の一歩を見ます。止まる予定の場所を越えているなら、距離を短くし、球なしの段階に戻します。相手に届かせようと手を前へ伸ばすことを解決策にしないでください。

球には触れるが味方が拾えない:ブロックした人だけの課題とは限りません。ブロックがどの場所を担当するか、後ろの選手がどこに備えるかを言葉にして確認します。ただし、コースを一つ決めても他の場所を完全に見なくてよいわけではありません。抜ける球や短い球もあるため、実際のボールを見続けます。

疲れると着地が変わる:成功率だけでなく、休憩前後の動きも記録します。疲れた状態で回数を重ねるより、その日は観察役へ交代して他の人の動きを見る方法もあります。本人が気づいた点を一つ話してから交代すると、単なる待ち時間になりません。

練習を次回へつなぐ記録の残し方

ノートには、日付、球を使ったか、移動方向、球出しの条件、観察した項目を書きます。例えば「右へ歩いて停止、球なし、3回中2回は足を踏み直さなかった。次は移動距離を短くする」のように、次の行動まで残します。「ブロックが下手だった」だけでは、翌日の練習を選べません。

5球を観察する場合も、成功の数と中断した理由を分けます。球出しが外れた回、別のボールが入った回、着地先へ人が来た回は、技術の失敗と混ぜません。条件が違う日の数字を比べて落ち込む必要はありません。同じ条件で試したときに、前回選んだ一つの課題がどう変わったかを見ましょう。

次回は記録を読み、できた段階を一度確認してから先へ進みます。いきなり強打に戻すより、移動、停止、手の準備、着地のうち不安な部分を短く確認しておくと、何を練習するかをチームで共有できます。二人ブロックの間隔は別の課題として扱い、最初の個人練習と混ぜないようにしてください。

チーム全体の配置を見直したい場合は、ソフトバレーのフォーメーションも確認してください。今日の練習では、球を止めた本数に加え、「止まってから動作を始められたか」を一つ記録して終えましょう。

ブロック練習で追加購入を考える前に(PR)

最初の移動と停止の練習は道具を買わずに始められます。球を加える段階でチームの球が足りない場合に、同じ規格のボールを検討してください。膝パッドは普段の床上プレーで使う用具であり、ジャンプの着地や衝突を安全にする装備ではありません。ブロック上達のために購入必須という意味ではなく、通常練習の買い足し候補として紹介します。商品リンクには楽天・Amazonのアフィリエイト広告を含みます。

自宅用にも同じ球を用意したい人:ミカサMSN78-R

円周約78cm、重量約210g、特殊合成ゴムのソフトバレーボールです。日本ソフトバレーボール連盟公認球として案内されています。チームと同じ品番で追加練習をしたい人の候補ですが、6人制の4号球や5号球の代わりには選ばないでください。色一覧の写真でも複数個セットとは限りません。色・個数・送料を購入画面で確認しましょう。

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MSN78-Rの赤色の商品写真。使用球の品番を確認してください。

膝に当てるパッドを準備したい人:ミズノの2モデル

V2MYA001は1個入りで、膝上10cmの周囲がM38〜43cm、L43〜48cm。V2MYA200は女性向け1個入りで、同じ位置の周囲38〜43cmがフリーサイズの目安です。これは2026年10月18日にメーカー商品画面で確認した仕様です。商品変更の可能性もあるため、注文前に現行のサイズ表を確認してください。

M・Lを比べたい人にはV2MYA001、女性向けモデルの形を確認したい人にはV2MYA200が候補です。膝周りを測り、曲げ伸ばしでずれる・強く締め付けるものを避けます。両膝なら1個入りを2個用意する必要があり、子どもに成人向けサイズが合うとは限りません。パッドがあっても転倒や衝突を防げるとは限らず、装着しただけで飛び込み練習を始めないでください。

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