
「バレーボールを始めたい。でも、何をどこまで揃えればいいの?」——新入部員はもちろん、社会人サークルやママさんバレーに初参加する人も、最初は同じところで迷います。店頭やネットにはシューズ、サポーター、ソックス、ボール、バッグなどがずらり。全部必要に見えますが、実は最初から高価な道具を一式買う必要はありません。
優先順位はとてもシンプルです。まず「滑らず動けること」、次に「床との接触から体を守ること」、そして「練習を快適に続けられること」。この記事では、初心者が最初に揃えたい7つの用品を、必要度と選び方までまとめます。迷ったらこの順番で準備すれば、買い直しや無駄遣いを減らせます。
結論:最優先はバレーボールシューズ
最初の1足だけは、ランニングシューズで代用せず、体育館競技用を選びましょう。バレーボールは前後に走るだけでなく、横への切り返し、急停止、ジャンプ、片足での着地を繰り返します。前進を中心に設計された靴では、横方向の動きで足が靴の中に流れやすく、踏ん張りにくくなります。
初心者のシューズ選び、見るべき4点
- かかとが浮かない:ひもを結んで歩き、かかとが大きく上下しないか確認します。
- つま先に少し余裕:指が軽く動く程度を目安にし、前へ詰まりすぎるサイズは避けます。
- 足幅が合う:同じサイズでも2E、WIDEなどで履き心地は変わります。数字だけで決めないことが大切です。
- 軽さと安定感のバランス:軽さだけを追わず、着地時に足元がぐらつかないかも確認しましょう。

初心者が最初に揃えたい7つの用品
1.バレーボールシューズ|必要度★★★★★
練習の安全性と動きやすさに直結する最優先アイテムです。初心者には、床をしっかり捉えられ、着地の衝撃を和らげ、横方向にも安定するモデルがおすすめ。ローカットは足首を動かしやすく軽快で、ミドルカットは足首まわりの安心感を求める人に向きます。ただし「ミドルカットなら捻挫しない」という意味ではありません。疲れても膝とつま先の向きを揃えて着地するなど、体の使い方も同時に覚えましょう。
初心者向けバレーボールシューズおすすめ3選
予算と足幅、求める動きやすさで候補を分けると選びやすくなります。価格はメーカー公式価格の目安で、Amazon・楽天ではカラーやサイズ、セールによって変動します。
※表示価格はメーカー公式価格を基にした記事更新時点の目安です。販売価格・送料・在庫・カラーは変動します。購入時にリンク先の最新情報をご確認ください。本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
2.膝サポーター|必要度★★★★★
レシーブ練習では、低い姿勢から床に膝をつく場面が増えます。厚いパッドは衝撃を受け止めやすく、初心者の恐怖感を減らしてくれます。一方、厚すぎると曲げ伸ばしが窮屈に感じる人もいます。最初は「適度な厚み」「膝裏が動かしやすい」「上下がずれにくい」の3点で選ぶのが無難です。
ミズノ V2MYA001は、穴を設けたEVAハードパッドを使ったベーシックタイプ。Mは膝上10cm周囲38〜43cm、Lは43〜48cmが目安で、丈はどちらも21cmです。片足1個入りなので、両膝で使う場合は数量2が必要な点に注意してください。
3.スポーツソックス|必要度★★★★☆
薄い普段履きソックスは靴の中で足が動きやすく、汗で滑ったり、指やかかとが擦れたりする原因になります。最初は土踏まずを軽く支え、かかととつま先に適度な厚みがあるスポーツ用を2〜3足用意すると便利です。分厚ければ良いわけではなく、ソックスを履いた状態でシューズのサイズを合わせるのがポイントです。
4.動きやすいウェア|必要度★★★★☆
吸汗速乾のTシャツと、膝の曲げ伸ばしを妨げないハーフパンツがあれば十分です。綿100%は汗を吸うと重くなり、冷えやすいため、長時間の練習ではスポーツ素材が快適。床に寝転ぶ練習や肌寒い体育館では、脱ぎ着しやすい長袖を1枚バッグに入れておくと重宝します。装飾の多い服やポケットに硬い物を入れたままのプレーは避けましょう。
5.タオルと水分|必要度★★★★★
体育館は季節によって想像以上に暑くなります。ふたを確実に閉められるボトルと、汗を拭けるタオルは毎回必須。練習直前にまとめて飲むのではなく、休憩ごとに少しずつ補給できるよう準備します。飲み物のルールはチームや施設で異なるので、初参加前に確認しておくと安心です。
6.テーピングと小さな救急セット|必要度★★★☆☆
指先の保護や応急対応に使えるテープ、絆創膏、冷却用品を小袋にまとめます。ただし、痛みを隠してプレーを続けるための道具ではありません。腫れ、強い痛み、動かしにくさがある場合は練習を中止し、必要に応じて医療機関へ。テーピング方法も自己流で締めすぎず、指導者や専門家に確認しましょう。
7.ボールとバッグ|必要度★★☆☆☆
チーム練習ではボールが用意されていることが多いため、入部直後の優先度は低めです。自宅練習用に買うなら、一般・高校・中学、小学生、ソフトバレーなど、所属カテゴリーで使う規格を先に確認しましょう。バッグはシューズを別収納できると、ウェアやタオルを汚しにくく便利です。濡れた物を入れる袋も一緒に準備しておきます。

失敗しない買い方:予算は「足元」に集中
予算が限られるなら、シューズと膝サポーターを優先し、ウェアやバッグは手持ちの物から始めて構いません。デザインだけで1足に決めず、足長、足幅、かかとの収まりを比較します。試着は練習で使う厚さのソックスを履き、両足で行いましょう。左右で足の大きさが違う人は珍しくありません。大きい方に合わせ、ひもで甲を固定してもかかとが浮くなら別モデルを検討します。
通販はサイズやカラーを比較しやすい反面、同じ商品名でも販売者、返品条件、サイズ在庫が異なります。商品ページで「品番」「幅」「片足か両足セットか」「返品・交換条件」を確認してください。特にサポーターは1個入りと2個組が混在しやすいので要注意です。
用品を長持ちさせる手入れ方法
シューズは練習後に必ず乾かす
練習が終わったシューズを、ビニール袋や密閉したバッグに入れたまま翌日まで放置するのは避けましょう。汗と湿気が残ると、においだけでなく素材の劣化にもつながります。帰宅したらインソールを外し、靴ひもを緩めて、風通しの良い日陰で乾燥させます。早く乾かしたくても、ドライヤーの熱風や直射日光を長時間当てると接着部分や素材を傷めることがあるため、自然乾燥が基本です。
靴底に付いたほこりはグリップ低下の原因になります。体育館へ入る前と練習後に、乾いた布や柔らかいブラシで軽く落としましょう。屋外で履くと小石や砂が入り、床を傷つける可能性もあります。バレーボールシューズは体育館専用にし、移動時は別の靴を使うのがおすすめです。
サポーターは洗い替えがあると快適
膝サポーターは汗を吸いやすく、床にも直接触れます。製品の洗濯表示に従い、面ファスナーがある物は閉じ、洗濯ネットを使うと生地を傷めにくくなります。パッドの変形を防ぐため、強くねじって絞るのは避けましょう。週に何度も練習する人は、乾燥が間に合わない日のために洗い替えを用意すると衛生的です。
初心者によくある質問
バスケットシューズやランニングシューズでも参加できる?
体験会でチーム側が認めている場合は、一時的に使えることもあります。ただし、競技ごとに想定する動きや靴底の設計は異なります。継続して参加するなら、横移動、急停止、ジャンプ着地を想定したバレーボール用へ早めに切り替える方が安心です。施設によっては床を傷つけないノンマーキングソールを求められるため、事前に確認してください。
シューズは大きめを買った方が長く履ける?
成長期でも、必要以上に大きい靴はおすすめできません。靴の中で足が前後左右に動くと、切り返しが遅れたり、指が擦れたりします。つま先の余裕だけでなく、かかとと甲がしっかり収まることが重要です。ジュニアの場合は、保護者だけで判断せず、本人に実際の動きをしてもらって確認しましょう。
膝サポーターは片膝だけでもいい?
利き側だけ床につく癖があっても、練習中は予想外の方向へ動きます。左右の膝を同じように守るため、基本は両膝への装着がおすすめです。締め付けでしびれたり、ずり落ちたりする場合はサイズが合っていない可能性があります。長時間我慢せず、別サイズや別形状を試しましょう。
練習前日のチェックリスト
- シューズの靴底に砂や小石が付いていない
- 靴ひもがほどけず、足の甲を締めすぎていない
- 膝サポーターが左右分入っている
- 飲み物、タオル、着替えを用意した
- 爪を短く整え、アクセサリーを外した
- 痛みや体調不良を無理に隠していない
まとめ:最初から完璧な装備でなくていい
初心者がまず揃えるべきなのは、シューズ、膝サポーター、スポーツソックス、動きやすいウェア、タオルと水分です。テーピングやバッグ、個人用ボールは、練習内容やチームのルールが分かってから追加しても遅くありません。
道具はプレーを自動的に上達させる魔法ではありません。それでも、自分の足に合うシューズと安心して低い姿勢を取れるサポーターは、思い切って一歩を出す助けになります。まずは安全に練習を続けられる最小セットを選び、必要を感じた物だけ少しずつ買い足していきましょう。



