
ソフトバレーボールを始めたばかりの人にとって、「何人でやるの?」「何点取れば勝ち?」「サーブ権を取ったらどう動くの?」など、最初は分からないことが多いと思います。
ソフトバレーボールは、やわらかく大きなボールを使って4人対4人で行うバレーボールです。通常の6人制バレーボールよりコートが小さく、ネットも低いため、初心者から経験者まで幅広い年代で楽しめます。
この記事では、2026年度版のソフトバレーボール競技規則をもとに、試合をするためにまず知っておきたい基本ルールから、サーブ、ローテーション、反則まで初心者向けに分かりやすくまとめます。
まず覚えるポイント
ソフトバレーは「4人制」「15点」「3回以内で返す」「サーブ権を得たらローテーション」の4つを覚えるだけでも、かなり試合が分かりやすくなります。
ソフトバレーボールとは?
ソフトバレーボールは、1チーム4人でネットを挟んでボールを打ち合い、ラリーに勝ったチームが得点するスポーツです。
名前の通り、通常のバレーボールよりも大きくてやわらかい専用ボールを使います。ボールがやわらかいためパスをしやすく、年齢を問わず楽しみやすいのが大きな特徴です。
ただし、競技として行う場合はローテーションやサービス順、ネット際の反則など細かなルールもあります。大会へ出る場合は、その大会独自の特別ルールが追加されていないかも確認しておきましょう。
まず覚えたいソフトバレーボールの基本ルール5つ

- 1チーム4人でプレーする
- 1セット15点・3セットマッチ
- ブロックを除き3回以内で相手へ返す
- サーブ権を得たらローテーションする
- 14対14以降は2点差。ただし17点で打ち切り
ここから、それぞれ詳しく見ていきます。
1チーム4人でプレーする
ソフトバレーボールは、コート内に1チーム4人が入ってプレーします。
サーブが打たれる前は、選手同士の前後左右の位置関係を守る必要があります。サーブが打たれた後は自由に移動できるため、実際の試合ではセッター、アタッカー、レシーバーなどチームごとに役割を決めて動くことが多いです。
ポジションや役割について詳しく知りたい人は、当サイトの「ソフバ(ソフトバレーボール)のポジションと役割」もあわせて読むと分かりやすいです。
1セット15点・3セットマッチ
試合は3セットマッチで行い、先に2セットを取ったチームが勝ちです。
各セットは15点先取が基本ですが、14対14になった場合はその時点で終了せず、2点差がつくまで続きます。
| 得点 | 結果 |
|---|---|
| 15対13 | 15点を取ったチームの勝ち |
| 15対14 | まだ続く |
| 16対14 | 16点を取ったチームの勝ち |
| 16対16 | まだ続く |
| 17対16 | 17点で打ち切りのため17点側の勝ち |
ソフトバレーはラリーポイント制なので、サーブ権を持っているかどうかに関係なく、ラリーに勝ったチームへ1点が入ります。
ボールは3回以内で相手コートへ返す
相手から返ってきたボールは、原則として3回以内で相手チームへ返します。
基本的な流れは、通常のバレーボールと同じです。
レシーブ → トス → アタック
ただし、ブロックへの接触はチームの3回のプレーには数えません。そのため、ブロックに触れたあとに、さらに3回使って相手へ返すことができます。
また、チームの第1打では、一つの動作の中で身体の複数箇所へ連続してボールが当たっても認められる場合があります。
コートの大きさとローテーション

ソフトバレーボールのコートは13.4m × 6.1mで、バドミントンのダブルスコートと同じ大きさです。ネットの高さは一般的に2mです。
4人の基本的な位置は、前衛左・前衛右・後衛左・後衛右の4か所です。
相手チームがサーブしているラリーに勝ち、自分たちにサーブ権が移った場合は、選手が時計回りに1つずつローテーションします。そしてバックライト(後衛右)の選手がサーブを行います。
覚え方
「サーブ権を取り返したら時計回りに1つ動く」と覚えると簡単です。
サーブの基本ルール
サーブはサービスゾーンから行います。サービス順は、ラインアップシートに記載された順番で行わなければなりません。
サービス順を間違えた場合は反則となります。また、サーブを打つ瞬間にエンドラインを踏んだり、サービスゾーンの外側へ触れていたりするとペネトレーションフォルトになります。
ソフトバレーで特に注意したいのが、サービスしたボールがネットに触れると反則になることです。6人制バレーボールではネットインサーブがそのままプレーになるため、6人制経験者が間違えやすいポイントです。
相手のサーブを直接アタックしていい?
サービスされたボール全体がネット上端より高い位置にある状態で、そのボールを直接アタックヒットして完了すると反則になります。
サーブはまずレシーブし、そこからトスやアタックにつなげると覚えておくと分かりやすいです。
ローテーションとポジションの注意点
サーブが打たれる瞬間までは、前衛と後衛、左右の選手の位置関係を守る必要があります。
間違った位置関係になっているとアウトオブポジションの反則になります。
一方、サービスが打たれた後は自由に移動できます。つまり、サーブ後にセッターが定位置へ移動したり、アタッカーが攻撃位置へ入ったりすることは問題ありません。
ソフトバレーではこの「サーブ前は位置関係を守る」「サーブ後は自由に動ける」という考え方がかなり重要です。
初心者が覚えておきたい主な反則
オーバータイムス
ブロックへの接触を除き、チームが4回以上ボールに触れて相手へ返そうとした場合の反則です。
ドリブル
同じ選手が連続して2回ボールへ接触した場合の反則です。ただし、ブロックのあとに同じ選手が続けてボールへ触れることは認められています。
ホールディング
ボールを明瞭に打たず、身体の上で止めたり、つかんだり、投げたりするようなプレーは反則になります。
タッチネット
プレー中にネットへ触れた場合に反則となることがあります。特にネット際でアタックやブロックをするときは注意が必要です。
オーバーネット
相手側の空間にあるボールへ不正に手を伸ばして触れるプレーです。ネット際では、自分の側でボールへ触れているかを意識しましょう。
アウトオブポジション
サーブが打たれる瞬間に、選手の前後左右の位置関係が正しくない場合の反則です。
サービス順の誤り
決められた順番と違う選手がサーブした場合の反則です。ローテーション後は「次に誰がサーブするのか」を確認しておきましょう。
ブロックは3回に数えない
ソフトバレーボールでは、ブロックへの接触はチームのプレー回数に数えません。
例えば、
ブロック → レシーブ → トス → アタック
という流れも可能です。
さらに、ブロックした本人がそのまま次のボールへ触れることもできます。この場合、ブロック接触の直後に同じ選手が触れてもドリブルにはなりません。
2026年度にブロックの考え方がより明確化
2026年度版ではブロックの判定について表現が整理されました。
ブロック中、身体の一部がネット上端より高い位置にある場合は、実際にボールがネット上端より低い身体の部位へ当たったとしても、ブロックとして扱われます。
初心者には少し細かいルールですが、審判をする人や大会へ出場する人は覚えておきたい変更点です。
第3セットは8点でコートチェンジ
最終の第3セットでは、どちらかのチームが8点に達したときにコートを交替します。
その際、選手のポジションや得点はそのまま引き継ぎます。
大会によって特別ルールが設定されることもあるため、実際の大会では開催要項も確認してください。
ソフトバレーと6人制バレーの違い
| 項目 | ソフトバレー | 6人制バレー |
|---|---|---|
| コート内の人数 | 4人 | 6人 |
| 1セット | 15点 | 25点 |
| コート | 13.4m × 6.1m | 18m × 9m |
| ボール | 大きくてやわらかい | 硬めの競技球 |
| サーブのネット接触 | 反則 | 相手コートへ入れば続行 |
| ブロック接触 | 3回に数えない | 3回に数えない |
同じバレーボールでも、細かなルールには違いがあります。詳しくは当サイトの「ソフトバレーボール(ソフバ)とバレーボールの違い」も参考にしてください。
大会ではローカルルールにも注意
地域の交流大会や市民大会では、公式ルールを基本としながら独自の特別ルールが設定されることがあります。
例えば、参加カテゴリーによって男女の人数、年齢条件、サーブ方法、選手交代などが定められている場合があります。
そのため、「いつもの大会ではこうだったから、どこでも同じ」とは限りません。大会へ参加するときは、必ず開催要項や代表者会議でルールを確認しましょう。
まとめ|まずは4つの基本から覚えよう
ソフトバレーボールは細かな競技規則まで見ると奥が深いですが、初心者が最初からすべて暗記する必要はありません。
まずは、
- 1チーム4人
- 1セット15点
- ボールはブロックを除いて3回以内
- サーブ権を得たら時計回りにローテーション
この4つを覚えておけば、実際にプレーしながら少しずつルールを理解できます。
ルールが分かってくると、ただボールをつなぐだけでなく、ポジションや攻撃の組み立て、ブロック、守備位置などソフトバレーボールならではの面白さも見えてきます。
これからソフトバレーを始める人は、まずは難しく考えすぎず、実際にボールへ触れながら楽しんでみてください。
※この記事は、公益財団法人日本バレーボール協会および日本ソフトバレーボール連盟が公開している2026年度版競技規則・関連資料を参考に、初心者向けに要点を整理したものです。大会ごとに特別規則が設定される場合があります。